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花叢
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はなむら
ふりがな文庫
“
花叢
(
はなむら
)” の例文
また、
果
(
は
)
てなき道を歩いたことでもあろう。——私たちが旅にふと見る、名知らぬ路傍の草の
花叢
(
はなむら
)
は、そこが彼女の足が止った
最期
(
さいご
)
の地であった
墓標
(
しるし
)
かも知れない。
日本名婦伝:静御前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
が、紅葵の傍、向日葵の
花叢
(
はなむら
)
の中、または
戸毎
(
こごと
)
の入口の前、
背戸
(
せど
)
の外に出て、子供まじりに、毛深い男女のぽつんぽつんと佇んでいる姿を見ると、人種の血肉は争われないものだと観た。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
黄色い、安別で
花叢
(
はなむら
)
を成したあの丈高い
女郎花
(
おみなえし
)
風のも咲き乱れていた。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
林の中は
芒明
(
すすきあか
)
りといいたいくらい、ボウと
白光
(
はっこう
)
の
花叢
(
はなむら
)
がほのかである。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
岩菊、浜菜、もるちの
花叢
(
はなむら
)
、
藜
(
あかざ
)
に
茅萱
(
ちがや
)
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
叢
漢検準1級
部首:⼜
18画
“花”で始まる語句
花
花瓶
花魁
花弁
花片
花園
花崗岩
花簪
花崗石
花車