トップ
>
花世
>
はなよ
ふりがな文庫
“
花世
(
はなよ
)” の例文
終戦から四年となると、復員祝いも間のぬけた感じだったが、山川
花世
(
はなよ
)
の帰還が思いがけなかったせいか、いろいろな顔が集まった。
蝶の絵
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「おう! これや
初客
(
はつきゃく
)
じゃ!
富武五百之進
(
とみたけいおのしん
)
殿が、初客にござったとはかたじけない。——なに、
花世
(
はなよ
)
さんもご一緒か、これはいよいようれしい」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
生田春月
(
いくたしゅんげつ
)
さんが、
花世
(
はなよ
)
さんに求婚したのも、そんなふうな動機だった。
遠藤(岩野)清子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
死刑される当の人は中納言藤原
泰文
(
やすぶみ
)
の妻の
公
(
きん
)
子と泰文の末娘の
花世
(
はなよ
)
姫、公子のほうは三十五、花世のほうは十六、どちらも
後後
(
のちのち
)
の語草になるような美しい女性だったので
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
死刑される当の人は、中納言藤原
泰文
(
やすぶみ
)
の妻の
公子
(
きんこ
)
と泰文の末娘の
花世
(
はなよ
)
姫で、公子のほうは三十五、花世のほうは十六、どちらも
後々
(
のちのち
)
の語草になるような美しい女性だったので
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
顔色を見ると一向平素と変らないが、なにしろあまりひどい汗なので、一人娘の
花世
(
はなよ
)
が心配してたずねると、庄兵衛老、れいのお不動様の三白眼で、じろりと花世の顔を
睨
(
ね
)
めあげ
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“花”で始まる語句
花
花瓶
花魁
花弁
花片
花園
花崗岩
花簪
花崗石
花車