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至廉
ふりがな文庫
“至廉”の読み方と例文
読み方
割合
しれん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しれん
(逆引き)
僅々一二銭の餌を買へば、終日岡釣して楽むべく、毎日出遊するも、百回一二円の出費に過ぎず、これ程
至廉
(
しれん
)
の遊楽天下に無しと言ふ者あり。
研堂釣規
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
彼女の
生
(
なま
)
ぐさい体臭や、胸を
衝
(
つ
)
くような官能的色彩に富んだ衣裳や、その下にムックリ盛りあがった
肢態
(
したい
)
などは、日常
吾人
(
ごじん
)
の
味
(
あじわ
)
うべき最も
至廉
(
しれん
)
にして合理的なる
若返
(
わかがえ
)
り法である
省線電車の射撃手
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
この
至廉
(
しれん
)
な札を眺めると共に、今まで恋愛と芸術とに酔っていた、お君さんの幸福な心の中には、そこに潜んでいた実生活が、突如としてその惰眠から覚めた。
間髪
(
かんはつ
)
を入れずとは正にこの
謂
(
いい
)
である。
葱
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
至廉(しれん)の例文をもっと
(3作品)
見る
至
常用漢字
小6
部首:⾄
6画
廉
常用漢字
中学
部首:⼴
13画
“至”で始まる語句
至
至極
至当
至尊
至誠
至嘱
至難
至當
至宝
至急
“至廉”のふりがなが多い著者
石井研堂
海野十三
芥川竜之介