“至人(しじん)” の例文
参禅以後は人間が一変したということで、以前の軽佻粗暴はその面影(おもかげ)もなく、おのずから至人(しじん)の妙境が現われて来たそうです。
『荘子(そうじ)』に曰く、「至人(しじん)は神(しん)なり。大沢(だいたく)焚(や)くるも熱(や)くあたわず。河漢(かかん)沍(こお)れども寒(こご)えしむるあたわず」と。また曰く、「死生(しせい)はまた大なり。しかるにこれと変ずるを得ず」
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)