“臭気(しうき)” の例文
堀割(ほりわり)は丁度(ちやうど)真昼(まひる)の引汐(ひきしほ)で真黒(まつくろ)な汚(きた)ない泥土(でいど)の底(そこ)を見せてゐる上に、四月の暖(あたゝか)い日光に照付(てりつ)けられて、溝泥(どぶどろ)の臭気(しうき)を盛(さかん)に発散して居(ゐ)る。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)