ねた)” の例文
床を出て自由に歩き廻る訳には行かないが、さりとてねたきりに寝台に縛られていると何か落付かない焦燥が、衰弱しない脊髄の辺からじりじりと滲み出して来るような状態にあった。
或る日 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)