“臣（やつこ）” の例文

臣（やつこ）安萬侶（やすまろ）^二言（まを）さく、それ混元既に凝りしかども、氣象いまだ敦（あつ）からざりしとき、名も無く爲（わざ）も無く、誰かその形を知らむ^三。

古事記：02 校註　古事記 (その他) ／ 太安万侶、稗田阿礼(著)

臣（やつこ）ぞとそれまをす。

新頌 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

王子（みこ）の臣（やつこ）の家に隱りませることはいまだ聞かず。

古事記：02 校註　古事記 (その他) ／ 太安万侶、稗田阿礼(著)

臣（やつこ）ぞとそれまをす。

新頌 (旧字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

“臣”の解説

臣（おみ）は、ヤマト王権で使われていた姓（かばね）の一つで、姓の中では連と並んで高位に位置していた。古くは使主とも表記される。語源には諸説あるが、身体ならびに人格を意味する「ミ」に指小辞の「オ」をつけたもの（すなわち「小身」）とする説が有力である。『日本書紀』などの官撰史書では、臣姓の多くを継体天皇以前の天皇から別れ出た氏族とする。また、有力七氏族は系譜上武内宿禰を共通の祖としている。
(出典:Wikipedia)

臣	常用漢字 小４ 部首:⾂ 7画