腫脹しゅちょう)” の例文
つまり、障害をうけたとき、患部附近に、充血じゅうけつとか腫脹しゅちょうが起って、神経細胞さいぼうに生理的なゆがみが残っていることがある。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
吐物は液状になり、帯糸褐色で特有の臭気を放ち、腹部の中央、——胃の下部に腫脹しゅちょうが認められた。
すなわち肉類や乳汁を、あんまりたくさんたべると、リウマチスや痛風や、悪性の腫脹しゅちょうや、いろいろいけない結果が起るから、その病気のいやなもの、またその病気の傾向けいこうのあるものは
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
日頃肺門淋巴腺りんぱせん腫脹しゅちょうして居たことや、胃腸の弱かったこと、ヒポコンデリーの症状のあったことなどが解って、警察医も心臓麻痺という以外には、判断の下しようが無くなってしまいました。
葬送行進曲 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
予は初めは和服にて蕨採りに出でし際に、小虫を耐忍する事一時ひとときばかりなるも、面部は一体に腫れ、殊に眼胞まぶたは腫れて、両眼を開く事能わず、手足も共に皮膚は腫脹しゅちょう結痂けっかとにてあだか頑癬かさの如し。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
其後腫脹しゅちょういよいよ甚しかったと記してある。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ところによりては痒み甚だしきあまり厖大に発熱腫脹しゅちょう(?)し、数時間なおらぬものなるを以て、そこを考えて、一種の若返り法として用いるもよろしく、健康なるものには一層健康さを加えしめ
発明小僧 (新字新仮名) / 海野十三佐野昌一(著)