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脳巓
ふりがな文庫
“脳巓”の読み方と例文
読み方
割合
のうてん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のうてん
(逆引き)
後ろを振り向くと、下から
緑
(
みど
)
りの
滴
(
した
)
たる
束髪
(
そくはつ
)
の
脳巓
(
のうてん
)
が見える。コスメチックで
奇麗
(
きれい
)
な一直線を七分三分の割合に
錬
(
ね
)
り出した
頭蓋骨
(
ずがいこつ
)
が見える。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
あまりの絶景に
恍惚
(
こうこつ
)
として立ちも得さらず木のくいぜに坐してつくづくと見れば山更にしんしんとして風吹かねども冷気冬の如く足もとよりのぼりて
脳巓
(
のうてん
)
にしみ渡るここちなり。
旅の旅の旅
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
あとから、
脳巓
(
のうてん
)
の
禿
(
は
)
げた大男が
絹帽
(
シルクハット
)
を大事そうに抱えて身を横にして女につきながら、二人を
擦
(
す
)
り抜ける。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
脳巓(のうてん)の例文をもっと
(2作品)
見る
脳
常用漢字
小6
部首:⾁
11画
巓
漢検1級
部首:⼭
22画
“脳”で始まる語句
脳裡
脳
脳漿
脳髄
脳溢血
脳裏
脳震盪
脳味噌
脳天
脳貧血
“脳巓”のふりがなが多い著者
正岡子規
夏目漱石