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胆玉
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きもたま
ふりがな文庫
“
胆玉
(
きもたま
)” の例文
旧字:
膽玉
お前さんはお
金子
(
かね
)
が自由だろう、
我儘
(
わがまま
)
が出来るじゃあないか。気象はその
通
(
とおり
)
だし、
胆玉
(
きもたま
)
は
大
(
おおき
)
いし、体は鍛えてある、まあ、第一、その目つきが容易じゃあない。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
匂い袋なんぞを持っているけに、たわいもない柔弱者かと思うと、油断のない
体
(
たい
)
の構え、足の配り……ことに彼の
胆玉
(
きもたま
)
と弁舌が、年頃と釣合わぬところが奇妙じゃ。
斬られたさに
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
子供の時分にこの臆病な私の
胆玉
(
きもたま
)
を脅かしたものの一つは雷鳴であった。
家庭の人へ
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
……が……その時のお八代さんの
胆玉
(
きもたま
)
の
据
(
す
)
わりようばっかりは、今思い出しても身の毛が
竦立
(
よだ
)
ちます。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
胆
常用漢字
中学
部首:⾁
9画
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
“胆”で始まる語句
胆
胆力
胆吹山
胆振
胆汁
胆煎
胆気
胆太
胆魂
胆沢