はぐ)” の例文
旧字:
と得意がった団さんも今日はう甘くは問屋で卸して呉れないものだから、『雨』とある天気予報を又はぐって見ながら
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
ほかの人なら兎に角地面の上にいても失策しくじりの多い三輪さんだ。電車の中で他人ひとの読んでいる本をはぐったという放心家だから、前後を忘却してんな危いものに手を出すかも知れない。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)