続猿蓑ぞくさるみの)” の例文
という『続猿蓑ぞくさるみの』の句などもあって、またこの頃までは甘酒の醗酵はっこうして酒になる日を、楽しみにして待っている人も多かった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
是などもあとの句はこし大徳だいとくの故事をんだものらしいが、まん中はやはり荒々しい山伏村の写実であった。そうかと思うと『続猿蓑ぞくさるみの』の夏の夜の章には
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これは終の方の『続猿蓑ぞくさるみの』の中にあって、宗匠そうしょうは一句しか参加しておらぬので、人のあまりに注意していない附合つけあいであるが、変化の面白さのよく現われているのは
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
本来は竹のふしと節との間をヨとうのと同じ語で、ことに稲作の一期を限ってそういうことは、日本の方でも弘くまた久しく、たとえば『続猿蓑ぞくさるみの』の連句の短句にも
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)