組打くみうち)” の例文
手元へ飛びこんで組打くみうちとも考えたが、船長と格闘することよりも、自分に親切にしてくれたハルクの安否あんぴをはやく見てやりたいとおもったので、歯をくいしばって我慢した。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
熊谷くまがいの芝居の、“組打くみうち”んとこのあの海の道具を……
三の酉 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
私は老婦人のそばから立ち上ると、室のドアを蹴って飛び出しました。入口を出ると、そこには二階へ通ずる幅の広い階段があります。何か組打くみうちをしているらしい騒々そうぞうしい物音が、その上でします。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
またエンジンと組打くみうちをやって大奮闘をしたのであろう。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
はげしい組打くみうちがはじまろうとした寸前すんぜん
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)