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終曲
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フィナーレ
ふりがな文庫
“
終曲
(
フィナーレ
)” の例文
実は、
終曲
(
フィナーレ
)
近くで、二つの
提琴
(
ヴァイオリン
)
が弱音器を付けたのですよ。ですから、かえって私は、ベルリオーズの
幻想交響楽
(
シンフォニカ・ファンタジア
)
でも聴く心持がしました。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
『シルラーの詩「歓喜への頌歌」による合唱を
終曲
(
フィナーレ
)
とせる交響曲』と題されていることをよく注目しなければならない。
ベートーヴェンの生涯:02 ベートーヴェンの生涯
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
曲は第四楽章の
終曲
(
フィナーレ
)
に入ると、自分のパートのなくなった楽員は、一人ずつ、一人ずつ、譜面台の前の
蝋燭
(
ろうそく
)
を消してステージから去り、最後に第一ヴァイオリンが二人と指揮者だけが残って
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
死に先だつ四カ月のとき、一八二六年十一月に書き上げた最後の楽章、すなわち作品第百三十の
弦四重奏曲
(
クワルテット
)
の書き直された
終曲
(
フィナーレ
)
ははなはだ快活なものである。
ベートーヴェンの生涯:02 ベートーヴェンの生涯
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
低音の
絃
(
げん
)
のみが高く圧したように響き、その感じが、天国の栄光に終る荘厳な
終曲
(
フィナーレ
)
と云うよりも、むしろ地獄から響いてくる、恐怖と嘆きの
呻
(
うめ
)
きとでも云いたいような
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
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この交響曲は
終曲
(
フィナーレ
)
またはアダジオの中に声楽を入れることによって特徴づけられることができよう。オーケストラのヴァイオリン等は最後の楽章で十倍にする。
ベートーヴェンの生涯:02 ベートーヴェンの生涯
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
*原注——その時ベートーヴェンは生涯の最後の作品(
弦四重奏曲
(
クワルテット
)
、作品第百三十番の第二の
終曲
(
フィナーレ
)
)
ベートーヴェンの生涯:04 ベートーヴェンの手紙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
、
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
、
フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー
、
エレオノーレ・フォン・ブロイニング
(著)
『第五交響曲』や『第九交響曲』の、あの心を酔わせる
終曲
(
フィナーレ
)
こそは、打ち倒された自分自身の身体の上に、勝ち誇って光明に向かって立ち上がる、解放された魂以外の何者であるか?
ベートーヴェンの生涯:06 付録 ベートーヴェンへの感謝
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
“終曲”の意味
《名詞》
終 曲 (しゅうきょく)
(音楽)組曲や大規模な音楽作品の最後の曲。フィナーレ。終楽章。
語義1から転じて、物事の終盤、終わり。
(出典:Wiktionary)
終
常用漢字
小3
部首:⽷
11画
曲
常用漢字
小3
部首:⽈
6画
“終”で始まる語句
終
終日
終焉
終夜
終局
終熄
終始
終生
終末
終了