終夜しゅうや)” の例文
このとき、これにたいして、あちらにかがやいているちいさなほしがいいました。このほしは、終夜しゅうやした世界せかい見守みまもっている、やさしいほしでありました。
ある夜の星たちの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
蒲団が薄いので、えびのようにかがめて寝る足は終夜しゅうや暖まらない。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)