“紅(くれなる)” の例文
唇の紅(くれなる)も掻巻にかくれて、ひとえに輪廓の正しき雪かと見まがう、お夏の顔を熟(じっ)と見ながら、この際大病人の予後でもいいきけらるるを、待つごとく、愛吉呼吸(いき)を殺して、つい居ると
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)