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糾問
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きゅうもん
ふりがな文庫
“
糾問
(
きゅうもん
)” の例文
ところへ潮加減を量って法印玄以、施薬院全宗、宮部善祥坊、福原直高、浅野長政諸人が関白の命を含んで
糾問
(
きゅうもん
)
に遣って来た。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
誘
(
おび
)
き出そうとする手段か、しからずば隊長を殺したと称して、我々を乱す計略に相違ない、使者の者を留めて置いて、再応仔細を
糾問
(
きゅうもん
)
すべし
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
彼も容易に
糾問
(
きゅうもん
)
の
緒口
(
いとぐち
)
を逃がさなかった。御方は新九郎がやや嫉妬めいて、ここまで口を
衝
(
つ
)
いて来たのを、思う壺まで手繰り得たものとして
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
上皇は事の次第を
糾問
(
きゅうもん
)
しようとしたが、太后が口をそえて、あの実直な諸兄にそのようなことがあり得る筈はありませぬ、と
諫
(
いさ
)
めたので、上皇も追求しなかった。
道鏡
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
「いや一応、御陣所まで引っ立てて
糾問
(
きゅうもん
)
のうえにすべきだろう。織田方に
誼
(
よし
)
みを通じておるやつならなおさらのことだから」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
十河
(
そごう
)
殿の面前にて、厳しく
糾問
(
きゅうもん
)
をうけていましたが、各〻とのお約束の茶事、
空
(
むな
)
しく
違
(
たが
)
えては、宗易が恥、いかがせんかと、心を砕きました。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いかにも神妙なていである、この男は、いったい物事を
秘
(
かく
)
すということを知らない愚直者かしらと、
糾問
(
きゅうもん
)
に当った勝頼もすこし張合いのない程であった。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼は、見るからに善良な、そして何を質問しても隠さないこの一捕虜にいつか軽い
揶揄
(
やゆ
)
を試みたり、皮肉な微笑を見せなどして、
糾問
(
きゅうもん
)
に当っているのであった。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『御上意である。内匠頭、
糾問
(
きゅうもん
)
の役目、其方共に申しつける。取り急いで、
屹度
(
きっと
)
、吟味あるように』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「すぐ連れて来い」と、中軍へ二人を呼び、そして軍法にかけて、敗戦の原因を
糾問
(
きゅうもん
)
した。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“糾問”の意味
《名詞》
罪人などの罪を糺し問うこと。弾劾。
(出典:Wiktionary)
糾
常用漢字
中学
部首:⽷
9画
問
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
“糾問”で始まる語句
糾問問答