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粥
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カーシャ
ふりがな文庫
“
粥
(
カーシャ
)” の例文
玉菜汁
(
シチイ
)
と
粥
(
カーシャ
)
を鱈腹つめこみ、一同を誰彼なしに、手癖が悪いの、身持がよくないのと罵りちらしておいてから、自分の部屋へと戻った。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
ところが、鉄道工事へ出かけると、その食料も
粥
(
カーシャ
)
と肉一斤となります。その代り三十プード(一プードは約四貫)の手車を曳いて、十六時間の労働でこの肉を消化する。
クロイツェル・ソナタ:01 クロイツェル・ソナタ
(新字新仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
ペーチャは
粥
(
カーシャ
)
を食ってしまうと、ムッツリしている親父をおいてぶらりと外へ出た。広っぱの低い焚火のまわりに、五六人集まっていた。ニキータ。ニーナ。ワーシカがいる。
ピムキン、でかした!
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
おれんちはおもしろいぞ! ほんの一
露里
(
エルスター
)
そこそこだよ。精進油の代わりに、
粥
(
カーシャ
)
を添えた
子豚
(
こぶた
)
を出すぜ。いっしょに飯を食おうよ。コニャクも出すし、後からリキュールも出る。
苺酒
(
いちござけ
)
もあるぜ……。
カラマゾフの兄弟:01 上
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
さあ、もう泣くのは沢山! おうちへ帰るんだよ! お母ちやんが
粥
(
カーシャ
)
を拵らへて呉れるよ、さうして
揺籃
(
ゆりかご
)
の中へ坊やを寝かして、かう唄ふよ。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:03 怖ろしき復讐
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
▼ もっと見る
この人の穿いてゐる長靴がつひぞ
樹脂
(
タール
)
臭かつた、などといふ者は村ぢゆうに一人もゐないどころか、そんじよそこいらの百姓だつたら大喜びで
粥
(
カーシャ
)
へ入れて食ふやうな
ディカーニカ近郷夜話 前篇:02 はしがき
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
ここでは
粥
(
カーシャ
)
を詰めた羊の肋肉を片割れも食った上に、凝乳饅頭で口直しをやらかしているが、そうなったら、松露をそえたカツレツかなんかをガツガツ食うようになるぐらいのものだろう。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
“粥”の解説
粥(かゆ)は、米、麦、粟、ソバなどの穀類や豆類、芋類などを、多めの水で柔らかく煮た料理。粥の上澄み液は重湯(おもゆ)という。関西地方では「おかいさん」ともいう。
(出典:Wikipedia)
粥
漢検準1級
部首:⽶
12画
“粥”を含む語句
白粥
茶粥
粥杖
芋粥
小豆粥
固粥
七草粥
施粥
薄粥
粥鍋
稗粥
粟粥
粥腹
御粥
朝粥
玄米粥
粥釣
粥汁
粥節供
粥鶏卵
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