すゐ)” の例文
旧字:
「忍ぶれど色ににけり我恋は」と謂ひしはすゐなる物思ものおもひ、予はまた野暮なる物思ものおもひに臆病の色に出でてあをくなりつゝむすぼれかへるを、物や思ふと松川はじめ通学生等に問はるゝたび
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
種子たねはこれ感覚のすゐ
緑の種子 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)