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米利堅粉
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めりけんこ
ふりがな文庫
“
米利堅粉
(
めりけんこ
)” の例文
名古屋の饂飩が美味しいというのもあの辺の小麦粉が良いのだそうです。宅では折々
米利堅粉
(
めりけんこ
)
で饂飩を打ちますが色が白くって
綺麗
(
きれい
)
でございます。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
すると、その途端、今まで隣の大男の影になつてゐた
白髪
(
しらが
)
頭がふと眼についた。
白髪
(
しらが
)
も
白髪
(
しらが
)
も
米利堅粉
(
めりけんこ
)
をふり撒いたやうな
白髪
(
しらが
)
で、顔は蟹のやうに
赧
(
あか
)
かつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
本式にすれば水一杯と牛乳一杯とクリーム一杯とを鍋の中で沸かして塩と
胡椒
(
こしょう
)
とバターとを入れて
米利堅粉
(
めりけんこ
)
を水で溶いてそれへ入れてかけ汁を
拵
(
こしら
)
える。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
そこへ
米利堅粉
(
めりけんこ
)
の粉袋のやうな、真つ白な頭がぬつと入つて来て、後からじつと書物を覗き込んでゐたが、暫くすると、三土氏の肩越しに長い手を出して、書物の表紙をめくつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
薬臭いような匂いのあるのはイーストを入れ過ぎるためですし、
黴臭
(
かびくさ
)
いようなのは
米利堅粉
(
めりけんこ
)
の湿気を受けたのです。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
▼ もっと見る
玉子の泡がそれほどに固くなったら
米利堅粉
(
めりけんこ
)
の代りに
小麦粉
(
うどんこ
)
の上等を細かい
篩
(
ふるい
)
でふるわなければいけません。篩わないとダマが出来てよく混ざりません。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
三十分ほど煮て
球葱
(
たまねぎ
)
かあるいは白葱を加え塩と胡椒とバターにて味をつけ、また三十分ほど煮て葡萄酒を少し加え、
米利堅粉
(
めりけんこ
)
を溶き込みてその汁を濃くす。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
さて食べる前にまた火へかけて
葡萄酒
(
ぶどうしゅ
)
を少し加えて
赤茄子
(
あかなす
)
のソースを
交
(
ま
)
ぜて
米利堅粉
(
めりけんこ
)
でその汁を濃くするのですが略式にすれば加える物を
減
(
へら
)
しても構いません。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
それは
米利堅粉
(
めりけんこ
)
がなければやっぱり
饂飩粉
(
うどんこ
)
で構いません。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
米
常用漢字
小2
部首:⽶
6画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
堅
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
粉
常用漢字
小5
部首:⽶
10画
“米利堅”で始まる語句
米利堅
米利堅産種