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簪花
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さんか
ふりがな文庫
“
簪花
(
さんか
)” の例文
雪の
羅衣
(
うすもの
)
に、霞の
風帯
(
ふうたい
)
、髪には
珊瑚
(
さんご
)
の
簪花
(
さんか
)
いと愛くるしく、
桜桃
(
おうとう
)
に似る
唇
(
くち
)
、
蘭
(
らん
)
の
瞼
(
まぶた
)
。いや蘭の葉そのものの如き
撓
(
しなや
)
かな手ぶり足ぶり。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
上を
倣
(
なら
)
う下で、われもわれもと、ほかの武士どもがまたこれを真似、またたくうちに、河内和泉の古寺の塔は、塔の
簪花
(
さんか
)
たる飾りを失い、
宝鈴
(
ほうれい
)
はみんな武士の
酒瓶
(
ちろり
)
に化けてしまったという。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
簪
漢検1級
部首:⽵
20画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
“簪”で始まる語句
簪
簪屋
簪冠
簪纓
簪揷
簪叉
簪巻
簪玉
簪船
簪草