童男どうだん)” の例文
少しおくれて、童男どうだん童女どうじょと、ならびに、目一つの怪しきが、唐輪からわ切禿きりかむろにて、前なるはにしきの袋に鏡を捧げ、あとなるはきざはしくだり、巫女みこの手よりを取り受け、やがて、欄干らんかん擬宝珠ぎぼうしゅの左右に控う。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)