立處たちど)” の例文
新字:立処
かなたにてもこなたにても彼等はおのが立處たちどに下り、既にもちにまみれて上層うはかはの中に燒かれし者等にその鐡搭くまでをのべき 一四八—一五〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
氷の皮なる幸なき者の中ひとり叫びて我等にいひけるは、あゝ非道にして最後の立處たちどに罪なはれたる魂等よ 一〇九—一一一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
さながら野猪しゝと獵犬と己が立處たちどにむかふをさとり、獸と枝との高き響きを聞くものの如くなりき 一一二—一一四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
さらばまこと星宿ほしのやどりと、わが立處たちどをかこみめぐる二重ふたへの舞とをおぼろに認めむ 一九—二一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)