“立者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たてもの62.5%
タテモノ37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
フランス革命の立者たてものであるロベスピエールもダントンもエベールも、斬首台にのぼったときは、いずれも三十五、六であったと記憶する。
死刑の前 (新字新仮名) / 幸徳秋水(著)
そのうちの二名は、たしかに、昨日の藤川河原の立者たてものの再現であることをお角は見誤りません。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
殊に歌舞妓芝居のやうに、立者タテモノの多い劇団では、さうした場合が多いのは、当り前である。「勧進帳」の富樫左衛門、「先代萩」の板倉内膳などが、其である。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ほんたうの立者タテモノ役者と謂はれる人々が、片手の指の半分にすら足らぬほどにへつてしまつてゐるのである。
実川延若讃 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)