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立者
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タテモノ
ふりがな文庫
“
立者
(
タテモノ
)” の例文
殊に歌舞妓芝居のやうに、
立者
(
タテモノ
)
の多い劇団では、さうした場合が多いのは、当り前である。「勧進帳」の富樫左衛門、「先代萩」の板倉内膳などが、其である。
市村羽左衛門論
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ほんたうの
立者
(
タテモノ
)
役者と謂はれる人々が、片手の指の半分にすら足らぬほどにへつてしまつてゐるのである。
実川延若讃
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
兼ねるは称せないでも、
立者
(
タテモノ
)
の役者で、兼ねることの出来ぬ役者の
方
(
ハウ
)
こそ、少くなつて居た位である。
市村羽左衛門論
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
芸も器用肌なれば、真の
立者
(
タテモノ
)
となるは、今の間なるべし——饗庭篁村、竹の屋劇評
市村羽左衛門論
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
立者
(
タテモノ
)
の故意に粧ふ物々しさや、安易な解釈から脱け出して、もつと明快な松王に還る気はないか。素人の臆面ない諫言を菊五郎が聴くなら、今更めて真女形修業に入つて貰ひたいと思ふ。
手習鑑評判記
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“立者”の意味
《名詞》
(りっしゃ、りゅうしゃ)論議の場で質問者から出された論題に対し義を立てて回答する僧。
(りっしゃ、りゅうしゃ)因明で主張する者。
(たてもの)優れた役者。有名な役者。立役者。
(出典:Wiktionary)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞