“立役者”の読み方と例文
読み方割合
たてやくしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光枝は、この事件で立役者たてやくしゃではなかったけれど、科学探偵帆村の活躍ぶりに刺戟しげきされて、元のようにほがらかな気分の女性に返った。
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それもそのはずで、立役者たてやくしゃの二人まで、ジョリクールも、カピもひと言も口はきけなかったし、第三の役者のわたしもふた言とは言うことがなかった。
立役者たてやくしゃには清澄の茂太郎というものもあれば、お角さん仕込みの江戸前の、ムクの縄ぬけ輪ぬけの芸当というのも、ここへ持ち出して悪いということはない。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)