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立枯
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たちがれ
ふりがな文庫
“
立枯
(
たちがれ
)” の例文
草は
固
(
もと
)
より去年の
霜
(
しも
)
を持ち越したまま
立枯
(
たちがれ
)
の姿であるが、薄く溶けた雲を
透
(
とお
)
して真上から射し込む日影に
蒸
(
む
)
し返されて、
両頬
(
りょうきょう
)
のほてるばかりに暖かい。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
立枯
(
たちがれ
)
の木をへし折って、それを
蔓
(
つる
)
で
結
(
ゆわ
)
えて
干場
(
ほしば
)
を
拵
(
こしら
)
える。
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
妖
(
えう
)
こそ
見
(
み
)
しか、
立枯
(
たちがれ
)
の
木
(
こ
)
繁
(
しげ
)
き
木原
(
こはら
)
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
立枯
(
たちがれ
)
になるまでじっとしているよりほかに仕方がないんですもの
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
立枯
(
たちがれ
)
の
木
(
こ
)
しげき
路
(
みち
)
よ、ありし
世
(
よ
)
の
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
枯
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
“立枯”で始まる語句
立枯並木
立枯草
立枯病