“両頬”のいろいろな読み方と例文
旧字:兩頬
読み方割合
りょうほお70.0%
りょうきょう20.0%
ほお10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
連呼しながら、僕は、両頬(りょうほお)に伝う熱い涙を感じたが、それを拭(ぬぐ)おうともせず、なおも石油ポンプの把手を、力のかぎり、根かぎり押した。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
草は固(もと)より去年の霜(しも)を持ち越したまま立枯(たちがれ)の姿であるが、薄く溶けた雲を透(とお)して真上から射し込む日影に蒸(む)し返されて、両頬(りょうきょう)のほてるばかりに暖かい。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「それで今、その女(ひと)は何うしているの?」お宮の瞳(め)が冴えて、両頬(ほお)に少し熱を潮(さ)して来た。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)