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両頬
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りょうきょう
ふりがな文庫
“
両頬
(
りょうきょう
)” の例文
旧字:
兩頬
草は
固
(
もと
)
より去年の
霜
(
しも
)
を持ち越したまま
立枯
(
たちがれ
)
の姿であるが、薄く溶けた雲を
透
(
とお
)
して真上から射し込む日影に
蒸
(
む
)
し返されて、
両頬
(
りょうきょう
)
のほてるばかりに暖かい。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この時も唯「フム」と鼻を鳴らした
而已
(
のみ
)
で更に取合わぬゆえ、生理学上の美人はさなくとも
罅壊
(
えみわ
)
れそうな
両頬
(
りょうきょう
)
をいとど
膨脹
(
ふく
)
らして、ツンとして二階を降りる。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
両
常用漢字
小3
部首:⼀
6画
頬
部首:⾴
15画
“両頬”で始まる語句
両頬下殺