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窺
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み
ふりがな文庫
“
窺
(
み
)” の例文
小翠は美しいうえにまたひどく
慧
(
りこう
)
であった。能く
翁
(
しゅうと
)
姑
(
しゅうとめ
)
の顔色を
窺
(
み
)
て
事
(
つか
)
えた。王夫妻もなみはずれて小翠を可愛がった。それでも二人は嫁が馬鹿な
悴
(
せがれ
)
を嫌いはしないかと思って恐れた。
小翠
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
機会
(
おり
)
を
窺
(
み
)
ている二日目の朝、見知り越しの金貸が来てお政を連出して行く。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
取分けてお勢が母親に
孝順
(
やさしく
)
する、折節には
機嫌
(
きげん
)
を取るのかと思われるほどの事をも云う。親も子も
睨
(
ね
)
める
敵
(
かたき
)
は同じ文三ゆえ、こう
比周
(
したしみあ
)
うもその
筈
(
はず
)
ながら、
動静
(
ようす
)
を
窺
(
み
)
るに、
只
(
ただ
)
そればかりでも無さそうで。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
窺
漢検準1級
部首:⽳
16画
“窺”を含む語句
窺知
窺見
窺視
差窺
窺窬
窺伺
窺寄
窺得
窺測
窺覗
窺込
管窺
自能窺宋玉