“突離”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきはな60.0%
つっぱな20.0%
つッぱな20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夢心地に曳摺ひきずっていって、ひょいと突離つきはなす。突はなされた魂が痛まぬほどの、コツのある手荒てあらさである。
豊竹呂昇 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
一体どういう了見でこんな話をするのか、と、三造はしばらく、まともにこの男の顔を見返して見たが、結局、とりとめのない・ぬらぬらしたような笑いにむなしく突離つっぱなされるだけだった。
狼疾記 (新字新仮名) / 中島敦(著)
肥満女ふとっちょの女中などは、失礼無躾ぶしつけ構っちゃいられん。膚脱はだぬぎの大汗を掻いて冬瓜とうがんの膝で乗上っても、その胸の悪玉に突離つッぱなされて、素転すてんころりと倒れる。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)