“空振”の読み方と例文
読み方割合
からぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斧は空振からぶりに空振りをかさね、朱同の姿は飛電の光にことならない。なにせい鄆州うんしゅう随一の捕手頭、乱捕らんどりの達人なのだ。むしろ空手からてが得意であったとみえる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東海さんが、顔馴染なじみのフォオド会社のふとった紳士しんしに、ゴルフを教えてもらい、なんども空振からぶりをして、地面をたた恰好かっこう面白おもしろがって、みんな笑いくずれていましたが、ぼくにはつまらなかった。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)