“稽古襦袢”の読み方と例文
読み方割合
けいこじゅばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
稽古襦袢けいこじゅばんはかまもも立ちとった一同、みには入りかね、手に手に抜刀をひっさげて、敷居のそとに立ちすくんでいる。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
頭髪を、使いからしのハタキみたいに束ねて後ろへ下げたていや、稽古襦袢けいこじゅばんを近頃の壮士風そうしふうに襟元から見せてる態や、百姓とも浪士ともつかない稚気満ちきまん恰好かっこうに、思わず吹き出したくなったが
(新字新仮名) / 吉川英治(著)