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稚心
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おさなごころ
ふりがな文庫
“
稚心
(
おさなごころ
)” の例文
稚心
(
おさなごころ
)
にもし余が姉に代りて死に得るものならばと、心から思うたことを今も記憶している。
我が子の死
(新字新仮名)
/
西田幾多郎
(著)
遊びに
行
(
ゆ
)
きし時、その
理由
(
わけ
)
問いたるに、何ゆえというにはあらず、飽きたればなりとのたまう。されど
彼家
(
かしこ
)
なる
下婢
(
かひ
)
の、
密
(
ひそか
)
にその
実
(
まこと
)
を語りし時は、
稚心
(
おさなごころ
)
にもわれ嬉しく思い
染
(
そ
)
みぬ。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
稚心
(
おさなごころ
)
に出て行く傭人のものあわれを感じたことを咏じたのであったが、この句はその裏で、新らしく来た傭人に子供というものは慣れやすいもので、早もう親んでいるのを咏じたのである。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
稚
常用漢字
中学
部首:⽲
13画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“稚”で始まる語句
稚
稚児
稚子
稚気
稚兒
稚拙
稚内
稚児髷
稚児輪
稚木