けん)” の例文
けんさつ、三しんせん緊々きんきん縮々しゅくしゅく、などという表字法にみても、別してこの裴如海はいにょかいひとりがそう傑出した色坊主であったわけでもあるまい。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
北宋の代にまさる芸術のはなが、ふたたび南宋の御府にけんを競わんとする風を示した。が、それはやはり民衆の生活とその繁栄とは縁もなく発達してゆきそうであった。
人間山水図巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)