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瞑想的
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めいそうてき
ふりがな文庫
“
瞑想的
(
めいそうてき
)” の例文
が、この青年はまだ決心がつきかねているのであった。彼はなんとなく
瞑想的
(
めいそうてき
)
で、どこか放心したようなところがあった。
カラマゾフの兄弟:01 上
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
その寺は庭が広く、背後に老杉の
茂
(
しげ
)
った林があったので、彼の
瞑想的
(
めいそうてき
)
な散歩に最も好ましい所であった。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
これは当時ニジビの大司祭マッキ閣下と称し後に枢機官になったが、その
瞑想的
(
めいそうてき
)
な長い鼻で有名だった。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
が、こうして廃塔といっしょに、さっきからいくぶん
瞑想的
(
めいそうてき
)
になりがちな僕もしばらく世問のすべてのものから忘れ去られている。これもこれで、いい気もちではないか。
大和路・信濃路
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
その
瞑想的
(
めいそうてき
)
な無邪気な態度が、葉子の内部的経験や
苦悶
(
くもん
)
と少しも縁が続いていないで、
二人
(
ふたり
)
の間には
金輸際
(
こんりんざい
)
理解が成り立ち得ないと思うと、彼女は特別に毛色の変わった自分の
境界
(
きょうがい
)
に
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
ものの哀れが東洋芸術の
精随
(
せいずい
)
であることは言うまでもない。ドヴォルシャークが、
派手
(
はで
)
なアメリカ人にも、
理屈
(
りくつ
)
好きのヨーロッパ人にも、
瞑想的
(
めいそうてき
)
な東洋人にも喜ばれるのはそのためである。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
そうしていつも
瞑想的
(
めいそうてき
)
で現実の事を好まなかった。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
彼の目の
瞑想的
(
めいそうてき
)
なひらめきを見れば、過去のある生活において、既に革命の黙示録を渉猟したもののように思われるのだった。彼は親しく目撃でもしたかのように革命の伝説を知っていた。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
しずまって行くにつれ、葉子は今までの引き続きでまた
瞑想的
(
めいそうてき
)
な気分に引き入れられていた。しかしその時はもう夢想家ではなかった。ごく実際的な鋭い頭が針のように光ってとがっていた。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
ワグナーの楽劇の最後の頂点をなす作品で、きわめて
瞑想的
(
めいそうてき
)
なものである。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
芭蕉は
瞑想的
(
めいそうてき
)
で、蕪村は感覚的なのである。
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
瞑
漢検1級
部首:⽬
15画
想
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
的
常用漢字
小4
部首:⽩
8画
“瞑想”で始まる語句
瞑想
瞑想家
瞑想曲
瞑想者
瞑想癖
瞑想幽思