“真理（まこと）” の例文
旧字：眞理
真理（まこと）の性質、美しい性質を蒐（あつ）め、世の中は、天地の貯えておるあらゆる宝を取出して飾り、みんな無上の幸福や、文化の頂上を味わうというのです。
仏教人生読本 (新字新仮名) ／ 岡本かの子(著)
いやそうではないそうではない！　……そんな小さな問題ではない！　……宗教（おしえ）の道へ入ってみて、人間は一切平等だという、真理（まこと）をわしは知ることが出来た。
一枚絵の女 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)
真理（まこと）もとめて走ろか、友よ。
次郎物語：05 第五部 (新字新仮名) ／ 下村湖人(著)
第一講　真理（まこと）の智慧
般若心経講義 (新字新仮名) ／ 高神覚昇(著)
それは浮世の俗流に対して、覚醒の鼓を鳴らすからで、たとえば遠い小亜細亜の、猶太（ユダヤ）に産れた基督（キリスト）が、大きな真理（まこと）を説いたため、十字架の犠牲になったように。
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)