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真帆
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まほ
ふりがな文庫
“
真帆
(
まほ
)” の例文
旧字:
眞帆
大空
隈
(
くま
)
なく晴れ都の空は
煤煙
(
ばいえん
)
たなびき、沖には
真帆
(
まほ
)
片帆
(
かたほ
)
白く、房総の
陸地
(
くがじ
)
鮮
(
あざ
)
やかに見ゆ、
射
(
さ
)
す日影、そよぐ潮風、げに春ゆきて夏来たりぬ、楽しかるべき夏来たりぬ
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
高輪の
湊屋
(
みなとや
)
と云う船宿から
真帆
(
まほ
)
を上げて参りますと、船は走りますから横須賀へ着きましたのは丁度只今の二時少々廻った頃、それから
多度村
(
たどむら
)
へ出てなだれを下りて
往
(
ゆ
)
くと鎌倉へ出る
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
先に
帆襖
(
ほふすま
)
を作って
殆
(
ほとん
)
ど明石海峡をふさいでいるかと思われた白帆も、近よって見るとかしこに一
帆
(
ほ
)
ここに一帆という
風
(
ふう
)
に、
汪洋
(
おうよう
)
たる大海原の中に
真帆
(
まほ
)
を風にはらませて浮んでいるに過ぎない。
別府温泉
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
しなてるやにほの湖に
漕
(
こ
)
ぐ船の
真帆
(
まほ
)
ならねども相見しものを
源氏物語:50 早蕨
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
帆
常用漢字
中学
部首:⼱
6画
“真帆”で始まる語句
真帆子
真帆方帆
真帆片帆