“真宗寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんしゅうでら50.0%
しんしゆうでら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
Kは真宗寺しんしゅうでらに生れた男でした。しかし彼の傾向は中学時代から決して生家の宗旨しゅうしに近いものではなかったのです。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
光永寺と云う真宗寺しんしゅうでらに同藩の家老が滞留中、ある日市中の芸妓げいぎか女郎か五、六人も変な女を集めて酒宴の愉快、私はその時酒を禁じて居るけれども陪席御相伴ごしょうばんおおせ付けられ、一座杯盤狼藉はいばんろうぜきの最中
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
くすのきさんは真宗寺しんしゆうでら慈光寺じくわうじの娘さんでした。私はかう書き初めてその頃楠さんの年齢としはいくつぐらゐであつたのであらうと思つて見ますがわかりません。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
鰹節は猫と真宗寺しんしゆうでらとの好物で明恵はあんなものは好かなかつた。