“真事”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞事
読み方割合
まこと90.0%
まごと10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「嘘から出たまこと」でも「真事まことから出たウソ」でもそのままソックリ写し出して、鼻の表現の邪道の研究範囲を狭くして行きます。
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
同じ寄宿舎にいた信輔は或時彼に真事まことしやかにバイロンも亦リヴィングストン伝を読み、泣いてやまなかったと言う出たらめを話した。
われは御覧の通り、面相の醜きより菩提心を起して仏道に入りし者なりとて、空言そらごと真事まごと取り交ぜて、尋常の六部らしく諸国の有様を物語るに、聞き終りし和尚は関羽鬚を長々と撫で卸しつ。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)