“真似事”の読み方と例文
旧字:眞似事
読み方割合
まねごと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今時この日本で、決闘が行われると云ったら、君なんか本当にしないだろうが、二十日会では、こっそりと決闘の真似事まねごとさえやる。
覆面の舞踏者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
しろうとたちでも或る程度までは芝居の真似事まねごとをすることが出来、見物人もその型に依って檜舞台ひのきぶたいの歌舞伎役者を連想しながら見ていられる。
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
次郎はその間に、元気よく、夜具を押入れの中へまるめ込むと、流し元へ走り出して、ほんの真似事まねごとだけに顔を洗って来て
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)