トップ
>
眞黒
>
まくろ
ふりがな文庫
“
眞黒
(
まくろ
)” の例文
新字:
真黒
媼は我を
延
(
ひ
)
きて進み入りぬ。小屋の
裡
(
うち
)
は譬へば大なる
蜂窩
(
はちのす
)
の如くにして、一方口より出で兼ねたる烟は、あたりの物を殘なく
眞黒
(
まくろ
)
に染めたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
眞黒
(
まくろ
)
の
鰭
(
ひれ
)
のひたうへに、沈々として眠るのみ。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
高き石がきは、
纏
(
まつ
)
はれたる蔦かづらのために、いよゝおそろし
氣
(
げ
)
なり。青き空をかすめて、ところ/″\に立てるは、
眞黒
(
まくろ
)
におほいなるいとすぎの木なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
遠くクヰリナアル(丘の名にて、其上に法皇の宮居あり)と家々の
棟
(
むね
)
とを越えて、紅に染まりたる地平線のわたりに、
眞黒
(
まくろ
)
に浮き出でゝ見ゆる「ピニヨロ」の木々の方へ、飛び行かばや、と願ひき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
眞
部首:⽬
10画
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
“眞”で始まる語句
眞
眞實
眞中
眞面目
眞白
眞赤
眞直
眞似
眞個
眞物