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県主
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あがたぬし
ふりがな文庫
“
県主
(
あがたぬし
)” の例文
旧字:
縣主
鹿爪らしく何の
朝臣
(
あそん
)
だの、何の
連
(
むらじ
)
だの、
宿禰
(
すくね
)
の、
真人
(
まひと
)
の、
県主
(
あがたぬし
)
のと、それぞれ昔の貴族豪族の姓を名乗っていた時代が近く五十年前にあったのである。
炭焼長者譚:系図の仮托と民族の改良
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
論功行賞に際しても、さうした降臣をも、日向以来の重臣と同様に、
県主
(
あがたぬし
)
などに為したまうてゐるのである。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
後におあとをお
継
(
つ
)
ぎになった
若帯日子命
(
わかたらしひこのみこと
)
と、
小碓命
(
おうすのみこと
)
とおっしゃる
皇子
(
おうじ
)
と、ほかにもう
一方
(
ひとかた
)
とだけをおそばにお止めになり、あとの七十七人の
方々
(
かたがた
)
をことごとく、地方地方の
国造
(
くにのみやつこ
)
、
別稲置
(
わけいなぎ
)
、
県主
(
あがたぬし
)
という
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
大化以前には
国造
(
くにのみやつこ
)
県主
(
あがたぬし
)
等の所領の外に、天皇直轄御領の公田すなわち大御田があって、その農民すなわち公民を
大御田族
(
おおみたから
)
と呼んだものであったであろう。
賤民概説
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
臣
(
おみ
)
、
連
(
むらじ
)
、
国造
(
くにのみやつこ
)
、
県主
(
あがたぬし
)
など、勢力のある氏の
長
(
をさ
)
が、土地人民を私有してゐたので、天皇は、氏の長を率ゐて居られるだけで、直接の御領地以外は、人民全体から、税なども
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
一方に我が大和朝廷の
御稜威
(
みいづ
)
は、次第にこれら倭人の諸国に及び、その帰順したものは我が帝国に併合して、その国王は所謂
国造
(
くにのみやつこ
)
・
県主
(
あがたぬし
)
などに任ぜられ、祖先以来の本領の安堵を得たのであったが
国号の由来
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
“県主”の解説
県主(あがたぬし)は、律令制が導入される以前のヤマト王権の職種・姓(かばね)の一つである。
(出典:Wikipedia)
県
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
“県主”で始まる語句
県主稲万侶