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相違
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ちがひ
ふりがな文庫
“
相違
(
ちがひ
)” の例文
二人ともにわたくしの母よりも余程年とつてゐたらしいことは、人種の
相違
(
ちがひ
)
にも係らず、初て見た子供の目にも直に感ぜられた。
冬の夜がたり
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
男といふものは女と同じやうに神様の
玩具
(
おもちや
)
に過ぎないが、女には胸を押へると泣き出す仕掛があるのに、男にはそれが無いだけの
相違
(
ちがひ
)
だ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
『では、君、斯う言つたら——これはまあ
是限
(
これぎ
)
りの御話なんですがね、
必定
(
きつと
)
瀬川君は斯の学校を取らうといふ野心があるに
相違
(
ちがひ
)
ないんです。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
ヂュリ (傍を向き)
惡黨
(
あくたう
)
と
彼
(
あ
)
の
人
(
ひと
)
では
大
(
おほ
)
きな
相違
(
ちがひ
)
ぢゃ!……
神樣
(
かみさま
)
、あの
者
(
もの
)
を
赦
(
ゆる
)
させられませ! わたしは
眞實
(
しんじつ
)
赦
(
ゆる
)
してゐます。とは
言
(
い
)
へ、
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
すと、
悲
(
かな
)
しうてなりませぬ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
と言つて、吾家近くまで子供を連れて歸りかけた頃、何を斯の兒は思ひついたか、しきりに御飯と御膳の
相違
(
ちがひ
)
を比べ始めました。父のが御膳で、自分のが御飯だとも言つて見るやうでした。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
違
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“相違”で始まる語句
相違無
相違点
相違之廉
相違無之