相知あひしれ)” の例文
見ながら其の段主人へ申通じけるに小兵衞は殊のほかこまり入只今留守るすにて何方へ參り候や相知あひしれずと申べしと言付ければ手代は立出其むね申聞るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
今に於て相知あひしれず然る所いま藤兵衞がさして居たる脇差の有からは其方が掃部かもん茂助藤兵衞三人の在家ありか
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ほめ候は恐入おそれいり候へ共幼年えうねんより發明はつめいなればすゑ頼母敷たのもしく存居しに生長にしたがひ惡事をこのみ親の目に餘り候事度々なれば十八歳の時御帳おちやうつき勘當かんだう仕つり候其後一向に行衞ゆくゑ相知あひしれ申さず村の者共かれうはさ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)