“相摩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいま75.0%
あいす25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ舷々げんげん相摩あいましもせぬ戦の真先に、弟を討たれて、蔡瑁さいぼうは心頭に怒気を燃やし、一気に呉の船列を粉砕せよと声をからして、将楼から号令した。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
翠嶂すいしょう山と呼ぶこのあたり、何かわびしい岩礁と白砂はくさとの間に高瀬舟の幾つかが水にゆれ、波に漂って、舷々げんげん相摩あいまするところ、たれがつけたかその名も香木峡という。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
肋骨ろつこつ相摩あいするごときわらひして
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)