目遣めづかい)” の例文
お腰元衆もお執成とりなし。(五人の侍女に目遣めづかいす)ひらにお聞取りを願わしゅう。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
安井自身もそんな心持がすると云って、わざわざ襯衣シャツそでまくり上げて、青筋の入った腕をひとりでていた。御米もうれしそうに眼を輝かした。宗助にはその活溌かっぱつ目遣めづかいがことに珍らしく受取れた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)