トップ
>
目前
>
めのさき
ふりがな文庫
“
目前
(
めのさき
)” の例文
よく切れます……お使いなさいまし、お間に合せに。……(無遠慮に庖丁を
目前
(
めのさき
)
に突出す。)
錦染滝白糸:――其一幕――
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
涼しさが身に染みて、鐸か、声か、音か、
蜩
(
ひぐらし
)
の、と聞き
紛
(
まが
)
うまで
恍惚
(
うっとり
)
となった。
目前
(
めのさき
)
に、はたと落ちた雲のちぎれ、鼠色の五尺の霧、ひらひらと立って、袖擦れにはっと飛ぶ。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
南無三宝
(
なむさんぽう
)
! 私は恥を言おう。露に
濡羽
(
ぬれば
)
の烏が、月の
桂
(
かつら
)
を
啣
(
くわ
)
えたような、
鼈甲
(
べっこう
)
の
照栄
(
てりは
)
える、
目前
(
めのさき
)
の島田の黒髪に、魂を奪われて、あの、その、旅客を忘れた。旅行案内を忘れた。
革鞄の怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“目前”の意味
《名詞》
目 前(もくぜん、めさき)
(めさき)参照。
(もくぜん)位置的に近接する前。目の方向。前方。
(もくぜん)時間的に近接する前。近い時期。すぐ近く。
(出典:Wiktionary)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目標
目貫
目覚
目論見
目下
目論
目付