“監(げん)” の例文
大夫(たゆう)の監(げん)と言って肥後に聞こえた豪族があった。その国ではずいぶん勢いのある男で、強大な武力を持っているのである。
源氏物語:22 玉鬘 (新字新仮名) / 紫式部(著)
まして大夫(たゆう)の監(げん)は思い出すだけでさえ身ぶるいがされた。何事も豊後介(ぶんごのすけ)の至誠の賜物(たまもの)であることを玉鬘も認めていたし、右近もそう言って豊後介を賞(ほ)めた。
源氏物語:22 玉鬘 (新字新仮名) / 紫式部(著)
大夫(たゆう)の監(げん)の恐ろしい懸想(けそう)とはいっしょにならぬにもせよ、だれも想像することのない苦しみが加えられているのであったから、源氏に持つ反感は大きかった。
源氏物語:25 蛍 (新字新仮名) / 紫式部(著)
惨酷(ざんこく)な海賊よりも少弐(しょうに)の遺族は大夫(たゆう)の監(げん)をもっと恐れていて、その追っ手ではないかと胸を冷やした。
源氏物語:22 玉鬘 (新字新仮名) / 紫式部(著)
恐ろしかった監(げん)のことが思われた。
源氏物語:25 蛍 (新字新仮名) / 紫式部(著)