“百斛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひゃくこく50.0%
ひゃっこく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みるみるうちに数人の人夫が財宝を庭に出しはじめた。金銀銭紙幣数百万、真珠瑪瑙めのうの類数百斛ひゃくこくまくすだれ、榻類これまた数千事。そしてこども襁褓おむつや女のくつなどは庭や階段にちらばって見えた。
続黄梁 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
天竺てんじく阿闍世王あじゃせおうが、百斛ひゃっこくの油を焚いて釈尊を供養くよう致しました時、それを見た貧しい婆さんは、二銭だけ油を買って釈尊に供養を致しました、貧しい婆さんの心は善かったものでございますから
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)